IR・投資家情報 株式会社チヨダ  |  東証プライム 証券コード:8185

株主の皆様へ

株主の皆様には、
日頃より格別のご高配を賜り
厚くお礼申し上げます。

2025年2月期(年間)の取り組み

 当期は、雇用・所得環境が改善し、インバウンド需要の増加が見られる中、緩やかな景気回復基調が続きました。しかしながら、原材料・エネルギー価格の高騰や円安による物価上昇、海外の政策動向などの影響により、依然として先行きは不透明な状況にあります。
 このような環境下、当社は、単体の中期経営計画「Change(チェンジ)」を基に、「プライベートブランド(PB)商品の拡大」「店舗・業態別戦略」「デジタル販促強化とОMOの更なる推進」「販売チャネルの拡大」「業務効率の改善」「サステナビリティ経営の実践」等の施策を推進し、PB商品の拡大やデジタル販促の強化を行い、顧客のニーズに応えることで、競争力を高めてまいりました。
 特に、手を使わずに立ったまま履けるハンズフリーシューズの代表格ブランド「スパットシューズ」が、新カテゴリーの発売により客層を広げ、テレビCMやデジタルマーケティングを通じて更なる認知度向上を図った結果、年間150万足を超える大ヒット商品へと成長しました。
 また、働く女性の声を反映したプライベートブランド「フワラク」では、定番のベーシックパンプスに加え、スニーカータイプの種類を増やすなど、ワークスタイルの変化に対応した提案を行い、靴専門店ならではの商品開発・提供に努めてまいりました。  

 販売促進では、「スパットシューズ」のテレビCM放映を引き続き強化したほか、OMO施策にも力を入れ、オンラインで購入した商品の店舗受け取りや、店舗で欠品している商品の自宅受け取り、または店舗受け取りを可能にするサービスを推進し、顧客がより便利に商品を入手できる環境を整えました。さらに、PayPayなどのQR決済キャンペーンを実施し、新規顧客の獲得を目指して幅広い層へのアプローチを行いました。また、自社アプリを活用したキャンペーンを展開し、自社ポイント還元や特典を通じて顧客とのエンゲージメントを高め、リピーターの増加を図りました。
 2026年2月期からは、衣料品事業の株式会社マックハウスが完全に連結から外れるため、当社は靴事業に専念するべく、経営資源を集中させると共に、専門店としての付加価値、企業価値の最大化に努めてまいりますので、株主・投資家の皆様におかれましては、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 町野 雅俊

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