2021.05.17

お客様との関係性から生まれる
地域密着でのSDGs貢献
チヨダ サステナブル推進委員会
東日本大震災の経験で学んだ、社会貢献のあるべき姿
弊社は以前から企業価値向上を目的として、環境に配慮した取り組みを行ってきました。寄付などの取り組みは、業績好調な年には前向きにできるものの、厳しい年には「利益を削ってまでやるものか」という声も出ていました。
そうした中、東日本大震災がありました。弊社は被災地にも多数の店舗があり、社員やスタッフ、そしてお客様を抱えていたため、人ごとではありません。周辺地域の店舗から靴を集め、避難された被災者の方々に履きものを差し上げ、復興に向けてボランティアに参加される方々には長靴を提供しました。
ここに至って弊社は、
〝企業の社会貢献とは業績に関わらず、恒常的にやるべきもの〟だと気づいたのです。
お客様と一緒に社会貢献できるかたち
2015年に「持続可能な開発目標」が国連で採択されて以降は、会社の社会貢献をSDGsに沿った形で考えるようになりました。2017年にはCSR室を新設し災害支援を続けながら、文化事業として「全国高等学校ダンス部選手権」に協賛したり、特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの活動支援を通じてインドの子ども達に寄付を行いました。
それぞれの活動は店頭での販売企画と連動し、「お買い上げの一部が寄付されます」というように、お客様と一緒に社会貢献ができるような形になっています。」
サステナブルな取り組みを、私たちの足元から
弊社は地球環境の問題に特に力を入れ、様々な取り組みを行っています。
例えば「靴の下取り企画」では、家庭で不要になった靴をお持ちいただくと割引券をお渡ししています。スタート当初は新しい靴を買っていただく販促キャンペーンだったのですが、回収した靴の処理方法を検討する中でサーマルリサイクル(熱エネルギーに転換して電力を作る)ができることに気づき、現在は関東地区から実施しています。
チヨダでは、「靴の下取りキャンペーン」により累計で1817万足もの靴を回収しています。
靴の下取りキャンペーンについての詳細はこちら ▶
プライベートブランドの商品では、回収ペットボトルを使用したサンダルやスニーカーを作ったり、植物由来のタンニンを使用したエコレザーや再生ゴム100%のソールを使用したスニーカーなどの商品開発 を進めています。これらの取り組みはSDGsが掲げる課題の「つくる責任 つかう責任」に関連します。今後はこの方向性をさらに進めて、お客様に「環境に配慮した商品だから」という理由で靴を選んでいただけることを目指しています。
- ペットボトルの再生素材を使用した靴。
チヨダの、これからのサステナビリティ
こうした中で、弊社はCSR室を廃止して、代わりに「サステナブル推進委員会」を立ち上げました。この委員会は本社の各部署から1名ずつ選出されたメンバーによって構成されています。
これには特定の部署が主導するのではなく、全社・全部署の取り組みとして事業活動に沿った形で行っていきたいという狙いがあります。
SDGsが目指す「持続可能な開発目標」のゴールは2030年――
チヨダは地域密着の理念の下、全国の店舗やそこで働くスタッフ全員が
当事者意識を持ち、環境に配慮した取り組みを発信していきます。
チヨダ サステナブル推進委員長 安立邦広
チヨダはこれからも、みなさまの生活を足元から応援して参ります。
チヨダのCSRを詳しく見る ▶
※この記事は、クロスメディアHR総合研究所「こんな会社で働きたい SDGs編」でも取り上げています。
クロスメディアグループは、メディアやコンテンツを通じて人と企業の成長をサポートする
プロフェッショナル集団として、各種サービスを提供しています

企業が抱えている課題に対して、様々な確度からアプローチし、効果が最大化できる施策を複合的に展開し、問題解決の支援を行っている企業です。
書籍を利用したマーケティングから広告展開、Webコンテンツ制作、データ分析、採用・人材支援などの方法を組み合わせて実施することによって、企業の問題を本質から改善し、製造業から税理士事務所、コンサルティング会社など様々な業界業種において、ワンストップで企業の問題のソリューションをご提案しています。