~スニーカーのバルカナイズド製法ってなに?~

スニーカー好きの人なら、一度は『バルカナイズド製法』という言葉を耳にしたことがあると思います。
バルカナイズド(加硫釜)製法とも呼ばれたり、バルカナイズドスニーカーなんて言葉も聞いたりします。
スニーカーに関係していることはわかるのですが、この『バルカナイズド』とは、いったい何のことなのでしょうか。


昔からデザインがほとんど変わらない、いわゆる『ローテクスニーカー』と呼ばれるスニーカに採用されている、スニーカー本体とソールを張り合わせる製法のことを『バルカナイズド製法』と呼ぶのです。
バルカナイズドは知らなくとも、コンバースをご存知の方は多いはず。
そうです。あのレトロ感のあるゴム底で、コンバースなどのスニーカーに多く採用されている靴底の製法のことなのです。
では、バルカナイズド製法とは、いったいどのように靴底とスニーカーをくっつけるのでしょうか。


バルカナイズド製法はとても古い製造方法で、スニーカー本体とソールの間にまだ固まっていないゴム(未加硫ゴム)をはさみ、特殊な釜にいれ高温で圧力を加えながら硫黄などの加硫剤を加え、ゴムの硬化させていく製造方法です。
この製法により素材の異なるキャンバスとゴム底が強力に圧着され、しっかりと一体化させることを実現しているのです。
接着剤でゴム底を張り合わせるよりもしなやかすることができ、そして剥がれにくいという特徴があります。


この製造時にスニーカー本体とゴム底の境目の補強のためにラバーテープが巻かれ、横方向の動きにも耐久性を持たせています。
また、このラバーテープがバルカナイズド製法によってる作られたスニーカーのアイデンテティにもなっています。


バルカナイズド製法によって作られたスニーカーのソールは、非常に丈夫で剥がれにくいという長所があるのですが、剥がれない故にソールが減っても修理ができないという短所も持ち合わせています。
ですが、それがバルカナイズド製法のスニーカーの持ち味でもあり、底が減ったところに何とも言えないワイルドな味があるのです。
そのほかの製法では出せない、バルカナイズド製法で作られたスニーカーだけのクラシカルな雰囲気が、今もなおスニーカーファンを増やし続けている理由なのです。


現在では技術の進歩によって、コストのかかるバルカナイズド製法に頼らなくとも高い強度を得ることができるようになり、実際にこの製法で作られるスニーカーは少なくなりました。
ですがその魅力的なデザインだけは継承され、現在でもたくさん販売されているスタンダードなスニーカーのデザインとなっています。


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